2013年08月16日

参加した子どもたちへ

今回のプロジェクトに参加したみんなに知っていてほしいことがあります。
参加した子どもたちへそれは、修学旅行や普通の観光旅行と違って、今回のプロジェクトは多くの人たちが協力してできた旅行ということです。
みんなは合ったこともないけれどお金を寄付してくれた人たち、このプロジェクトのために自分の時間やお金をさいて働いてくれた人たち、送り出してくれたお父さんお母さん。
みんながあってはいないけれど協力してくれた人たちは、200人以上います。

みんなが出会った人たちも同じです。
パステルアートの先生をはじめ、多くの人たちは、いい体験をしてもらいたいという気持ちで動いてくれて材料費しかもらっていません。
参加した子どもたちへ受け入れ家庭の方々は、食費分くらいのお金しかもらっていません。みんなを海に連れて行ってくれたり、伊江島のあちこちに連れて行ってくれたのはまったくの親切心からです。







来ていたボランティアの大学生たちも交通費を自分で払ってきていました。参加した子どもたちへ交流してくれた島の子供たちも、自分の時間を割いて練習してきてくれました。つまりお金をもらう仕事としてやった訳ではなく、みんなに何かをしてあげたいという愛情で動いていたということです。
みんなの中には、受け入れてもらった家庭に不満があった人がいるかもしれませんが、でも12日間もの長い期間、食費だけで他人の子供を受け入れてくれる家はそうそうあるものだとは思いません。


そうした人たち、伊江島の受け入れ家庭を始め、このプロジェクトにかかわった人たちが、みんなに望むのは、人から親切にしてもらったらそれを広げていってほしいということです。
愛情をもらったら、その人に返すのではなく、今度はまわりの人たちに愛情をあげる側になってほしいということです。
僕は大学生のころ、沖縄の小さな島で、本当に親切にしてもらいました。だからその分を誰かに返してたくて、自分の子供が震災の日に生まれたのを機会に、ティーダキッズプロジェクトをはじめました。伊江島はまだそんな感じが残っているところです。みんなのまわりが伊江島のようになったらいいですね。

参加した子どもたちへ髪の毛もじゃもじゃのシンサクくんやその家族と一緒に田植えをやりました。そのうち僕らが作ったお米を食べに来てください。


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Posted by ティーダキッズプロジェクト at 07:30│Comments(3)2013
この記事へのコメント
たくさんの方々に支えられていった沖縄
たくさんの温かさを十分に受けて帰って
来たわが子。
なんと、お礼を申し上げればいいのか…
伊江島で、経験したことを生かして
人の為に活躍できる大人になって恩返し
してね(^-^)v
サーターアンダギとっても美味しかったです(~▽~@)♪♪♪
Posted by みー at 2013年08月16日 17:02
坂田さんがおっしゃるよう今回、みなさんからいただいた、愛情を今度は、息子から発信出来るよう、私も助言して行きたいです。

ありがとうございました^_^
Posted by marico at 2013年08月18日 13:49
去年、参加させていただいた姉妹の母親です。今年は、あいにく都合が悪く参加できませんでした。が、毎日ブログを拝見させていただいていました。今回も楽しい企画と子供達の笑顔が素敵でした。担当者の方々の心労を考えると頭の下がる思いでした。見ず知らずの子供達に存分の愛情を注いでくださり、同県人として、ありがたい。気持ちでいっぱいでした。でも、16日のブログを拝見して、悲しい気持ちになりました。人間、感謝の気持ちをなくしたら、終わりですよね。やさしくしていただいていることを当たり前に思ってしまっては?よいのでしょうか?参加された福島のみなさんが心ないことをされているとは思いませんが、伊江島の方々の悲しい顔をみるのは、辛いです。
もう一度、人の温かさ=感謝を振り返るべきだと思います。親子共々、我が家もですが、反省すべきですね。見ず知らずの方にあなたは、12日間、親切にできますか?
Posted by S&Yの母 at 2013年09月12日 21:38
 
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